負荷を与える

疲労試験はいつから行われるようになったのか

物に負荷をかけ続けて行くと、あるところで壊れてしまいます。物にどれだけの負荷がかかると破損するのかを調べる試験の事を疲労試験と言います。試験では強度を測るため引張ったり、圧縮したり、曲げたりして何万回、何十万回と繰り返し試験をします。疲労の定義は古くから認識されていました。そしてとくに機械化が進んだ産業革命以降大きく進歩し始めました。19世紀の前半ドイツで初めて疲労の実験が記録されました。その内容は鎖が繰り返し巻きつけられる事によって疲労し破断に至るというものでした。また19世紀後半には車軸を使った疲労試験を繰り返し行う事などから、科学的な調査も進められるようになりました。後に破損する時期を予測できる技術も発見されました。

活躍の場は宇宙にまで至る

現在では技術の進歩に伴いより正確に、より迅速に疲労試験を行えるようになりました。疲労試験は造船、自動車などから、原子力工場、航空機など幅広い分野にわたり活用されています。今日、試験場や試験受託企業は試験の実施以外に試験の評価、研究などにも力を入れています。そのほかに機器の開発支援、人材派遣なども行っています。疲労試験は宇宙開発にとっても重要な役割を果たしています。最先端技術を用いて、新素材の開発にも取り組んでいます。またエネルギー開発にも役立っています。原子力、火力設備などのグレードを上げるため、またより安全性を高めるために貢献しています。さらに医療の分野でも大きな役割を担っています。これからは日本から世界へと活躍の場を広げていくでしょう。

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